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2006年6月26日 (月)

散策~寺社編:大円寺①~

目黒区にある山の手七福神の「目黒不動(恵比寿)」・「蟠竜寺(弁財天)」に続き、「大円寺(大黒天)」を紹介します。

「大円寺(大黒天)」は、JR・東京メトロ・都営地下鉄・東急目黒線の「目黒駅」から「目黒雅叙園」・「目黒不動」方面に向かう『行人坂』と呼ばれるせまい急な下り坂をおりる途中にあります。
『行人坂』は「大円寺」の開山の際に切り開かれた坂道で、江戸市内から西へ抜ける道として通行人が多く、後に傍を並行する「権之助坂」が開通した後は「目黒不動」や「大鳥神社」への参拝の道として使われていたそうです。

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↑大円寺入口から目黒駅方面の登りを撮影。結構急な坂が続いているのが分かると思います。

この寺は「松林山大円寺」といい天台宗のお寺です。17世紀初期の寛永の初めに、湯殿山の大海法印が寺の前の坂(行人坂)を切り開き、大日金輪を祀って祈りの道場を開いたのが始まりと伝えられています。本堂には、木造釈迦如立像・十一面観音立像が安置され、国や区が定める重要文化財にも指定されています。

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↑入口より本堂への写真。

ただ、このお寺の一番の特徴は由来や本堂ではなく、山の傾斜にびっしりと敷き詰められている「大円寺石仏群(五百羅漢石像)」です。

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↑夕暮れ迫る時間にこの石仏群を見たとき、ちょっと(かなり)怖いと思いました。

石仏群(五百羅漢石像)は、1772年(明和9年)に発生した「江戸三大火」の一つと呼ばれた「行人坂火事」の犠牲者の供養のために作られたと伝えられています。
火元は大円寺と見られ、目黒のこの場所から遠く浅草・千住まで火の手が伸び、江戸を縦断する形でおよそ三分の一が焼失し、14700人が亡くなられたそうです。

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↑よく見ると、個々の石仏の仕ぐさや表情が異なります。

火災の原因は放火で、大円寺に火付け強盗を行った事が大惨事を招いた悲しい事件です。大円寺は再建が許されず、願いが聞き入れられようやく再建されたのは火災から76年たった1848年でした。

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